ContextCaptureユーザーガイド

色調均一化モード

ContextCaptureは入力写真から3Dモデルのテクスチャを生成します。撮影の照明条件がさまざまであった場合、3Dモデルのテクスチャに色ムラが生じることがあります。

ContextCaptureでは、3Dモデルのテクスチャにおける入力写真のラジオメトリの差異を削減するため、入力写真の色調均一化処理を自動的に行うために2つの方法を用意しています。

この「色調均一化モード」オプションでは、色調の調整アルゴリズムを選択できます。

  • 標準 - 既定の自動的な色調均一化処理がタイルごとに行われます。
  • ブロック状 - 新たな色調均一化処理アルゴリズムです。標準のアルゴリズムよりも柔軟で、写真間のラジオメトリの差異が大きい場合にも対応できます。空中三角測量中にすべての入力写真について自動的に色調均一化処理が計算されます。標準のメソッドで必要になることがある、内部タイル色調均一化処理をしなくて済むようになります。

    このオプションを有効にするには、空中三角測量の設定でブロック状の色調均一化処理を有効にする必要があります。

  • 標準(熱を含む) - このモードでは、熱画像にも色補正を適用します。

    警告 -温度の値が変更されるため、誤った出力データが生成される場合があります。

  • ブロック状(熱を含む) - このモードでは、熱画像にもブロック状の色補正を適用します。

    警告 -温度の値が変更されるため、誤った出力データが生成される場合があります。

  • なし - 色調を自動調整しません。入力写真そのままの色調でテクスチャを生成します。

    ムラのない理想的な照明条件で撮影された写真セットの場合のみ、こちらのモードをお試しください。

次に示すのは、入力写真の露出が異なる場合の例です。(左または上)標準モード、(右または下)ブロック状モード